清く 楽しく 美しく

ポップでハッピーな伊野尾慧に落ちてJUMP中毒。

ジャンプオタが少年たちを見た話

 かねてより噂は聞いていました…かなりのトンチキだと。

 熱い熱量で書かれたレビューをいくつか拝見し、これは見なければとは思っていました。

 今日は中島裕翔くん出演の舞台「WILD」の一般発売日。(FC枠ははずれた)

 コンビニでファミポートを占拠するも、瞬殺されたチケット…。

 やり切れない気持ちで、こう思いました。

 そうだ!少年たちを見に行こう。

 ジャニーズで負った傷はジャニーズで癒す。そう、私はジャニオタ。

 

 ちなみに、私は伊野尾担なので、jrの情報はうっすらとしか知りませんし、舞台の少年たちは未見です。でも最近ちょっとHiHijetsの作間くんが気になります。顔がめちゃ好み。

 そんな私が少年たちに初めて触れ、熱い気持ちが抑えきれず書いたブログです。

 気になった部分を思いついたままに書いたので、かなり読みにくいと思います。あと、がっつりネタバレしているので注意!

 

 それでは、どうぞ!

 

 

■ポスターがださい

 

 すみません…。

 初めて見たとき、「北の国から」或いは寅さんを連想させる謎ポスター。本当にアイドル映画なのでしょうか?と疑いたくなる。


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 じっくり見ると刑務所のお話という本筋をまったく無視したHiHiメンバーの煌びやかな和服衣装、ザ・ジャニーズなお衣装纏った美少年の面々がじわる。本編を見たら、一応謎は解ける、というか、なんとか自分を納得させられる。

 

■OPがかっこいい!!

 ワンカメショーでSixTONESSnow man、関ジュのメンバーがパフォーマンスをするのですが、ダンス&アクロバット&歌で魅せてくれます。これだけで、映画の元がとれる!是非、ジャニオタ以外の方にも見ていただきたい。

 ただし、「JAPONICA STYLE」の途中で突如浮かび上がってくる、“夢”“恋”“桜”の文字のダサさには是非とも目を瞑っていただきたい…。

 

■空が青いから…

 刑務所に入ったばかりのジュンこと京本くんが、ジョーことジェシーに《なぜ、刑務所に入ってきたのか?》と問いかけられるシーン。

 言い淀むように悩ましげな表情で歌い出すジュン。突然歌い出したことにも多少びっくりしたのですが、それ以上に驚いたのが刑務所に入ったの理由を、空が青いからの一言で片付けるストロングスタイル!思わず、んん!?!?と脳内に???マークが浮かんでしまいました。

 空が青いから…そうか…。

 余談ですが、このシーン刑務所のブランコのある庭みたいな所で行われていたのですが、エガオこと髙地くんがここ俺たちのお気に入りの場所なんだ!と満面の笑顔で言っていて、傷害罪とか強盗で捕まった輩のお気に入りの場所がブランコって…可愛いかよと思わず心の中で突っ込んでしまいました。

 

■マネキンとコミカルミュージカルパート

 

 もうどんな流れでこのシーンが出てきたのかも忘れてしまいましたが、掃除をしているときに、看守のことはマネキンだと思え!みたいな台詞の後、朗らかな音楽と共に看守の衣装を着たマネキンの間をぬうように歌い踊るストスノのメンバー。意味が分からない。そうしている間にも映画は進む。画面を見ていると、マネキンの後ろに隠れ、現れるとメンバー達のつなぎの色が変わっている。黒から緑へ、はたまた黄色、あ、また黒に戻ったとぼんやり見ているうちに、これはあれかな、ジャニーズお得意の変面的なショーと《看守はマネキン》という前述の台詞を演出したものなんだと無理やり自分を納得させました。

 

■俺たち仲間だろ

 

 看守の人が囚人たちの部屋の点検をしていると、ジュンのノートが看守の目に留まります。嫌味な看守役の横山くんがそれをパラパラと見て内容を読み上げます。中身は、《ジョーはリーダーぶっているけど、なぜそんなにみんなが持ち上げるのか自分には分からない》といった悪口。もちろん、ジュンはそんなこと書いてはいません。あくまで横山看守が囚人同士の不信感を煽るために言ったデマカセです。その後、ジュンがジョーにさっき看守が言ったことは自分は書いていないと弁解します。すると、ジョーは即座に分かっているとジュンに告げます。なぜ?と問うジュン。ジョーは真っ直ぐな目でこう言います《俺たち仲間だろ》。

 えぇーーーーー!?

 言っておきますが、この時点でジュンはわりと入所したて。擦った揉んだあって一緒に力を合わせて高い壁乗り越えて…みたいな熱いエピソードがあったわけでもありません。

 伏線ゼロ~。

 こちら側からすれば、どうしてジュンのことを信頼し、仲間だと思うようになったのかがまったく理解出来ない。いちいち突っ込んでいたらきりがないので、これぞジャニーズクオリティと思うことにしました。

 

■フッカの恋バナ

 

 タスクことフッカは青房唯一の妻帯者。デビュー前のjrが妻帯者、それも妻のお腹の中には子供が…という設定(後々、このエピソードが大きな展開をもたらします)もびっくりなのですが、その奥様との出会いのシーンもこれまたよく分からない。

 バーみたいな所で、ビリヤードを嗜むフッカ。華麗なショットをキメるフッカ。取り巻きみたいな複数の女子にキャーキャー言われるフッカ。

 後ろのカウンターでは美女(現・フッカの奥様)がナンパな男に気安く触らないでよ!みたいな台詞を言いながら、カクテルグラスの中身を相手に浴びせて出て行く。それを目で追うフッカ。回想終了。

 どのタイミングで惚れた!?どうせ脚本書くなら、この後のふたりのエピソードを盛り込むべきだし、分かりやすくナンパ男かっこよく追い払うフッカ!みたいな演出を入れれば、こちらもすんなり受けいれられるのですが、この回想シーンでは、ふたりは会話はおろか目すら合わせていない。

 視聴者としては、この後なんやかんやあってフッカと結ばれたのか…な…?位しか想像出来ない。物語の余白を楽しめということでしょうか。

 

■室くん突然の死

 

 作中でも体が弱いアピールをしており、いよいよ体の具合が悪くなり医療刑務所に送られた室くん。関ジュの黒房メンバー達は、心配そうに医療刑務所ってどんな所なのかな、会いたいなと室くんの身を案じていると、たまたま通りかかった看守が、もう2度と会うことはないよと思わせぶりな台詞を吐き捨てます。

 ここで、病院のシーンに切り替わります。ベッドでいろんな医療機器をつけられた室くん。もう一度青空の下であいつらと遊びたかったなという弱々しい台詞と共に目を閉じる室くん。

 えっ?死んだ………!?

 画面が切り替わり、室くんの死を惜しむような苦渋の表情の黒房メンバー。

 それから、急にハッピーみたいな歌を歌い出す関ジュの面々。黒のつなぎから一転して青空の下、シャツを着て嵐の新曲PVかな?というくらいアイドルアイドルしたミュージカルパート。とても爽やかです。でも、場面と楽曲の関連性は皆無。とにかく道枝くんが可愛かったです。(本編には道枝くんは出てきません)

 

 あと、この手前にジョーのお母さんが癌で闘病中というエピソードも披露されているのですが、病院着を着るわけでもなく私服でベッドに寝て点滴を打たれている映像があって、癌なのにずいぶんフランクな扱いだなぁとぼんやり思っていた後に、室くんの入院シーンがきたので、癌の人より明らかに好待遇な病室だったため、一体なんの病気だったのかが気になります。そして、そんな重病人がどんな罪を犯して刑務所に入ったのか…謎は深まるばかりです。

 

■無数のヨーヨー

 

 そもそもストメンバーの赤房とスノメンバーの青房は序盤からかなりバチバチと対立しているんですね。で、いよいよ赤房リーダーのジョーと青房リーダーのコウタこと岩本くんが殴り合いの喧嘩をして懲罰房に入れられるんです。

 そこで、なぜことあるごとにコウタがジョーに突っかかるのか理由を話し始めます。

 場面は切り替わりヨーヨーをするクロこと中村嶺亜くん。元々クロはジョーのグループに属していたのですが、本人のためを思ってジョーはグループからクロを追い出します。グループを追われたクロは身を持ち崩し、ヤクザの下っ端になりますが、結局ヤクザな方々に殴り殺されます。

 ここでまたコウタの独白に戻り、実はクロは学生の頃の自分の唯一の友達だったと明かします。

 んー、無理ないか?ジャニオタならわかると思うのですが、岩本くんと嶺亜くん大人と子供くらいガタイに差がある。

 

 ◆参考画像◆

 

岩本照


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中村嶺亜


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どう見ても同い年には見えない。

まあ、この辺になると細かい設定はどうでもよくなっています。

 ここでまたミュージカルパートに入ります。俺らはライバル!的な曲とともにジョーとコウタふたりのパフォーマンスが披露されるのですが、ここで気になるのがヨーヨー。なぜか、至る所にぶらさかっている大量のヨーヨー。かっこいいシーンのはずが、謎のヨーヨー演出のせいで思わず笑いそうになってしまいます。クロのエピソードを偲ぶためだとしたら、逆効果です。もはや、笑っていいのか泣いていいのか、もう心模様は複雑怪奇です。

 

■対に脱走!!

 

 フッカの奥様はムショ入りしている旦那に度々手紙を送って近況を知らせてくれます。そして、子供がもうそろそろ生まれるけど、頼れる人がいなくて不安…みたいな手紙がフッカの元に届きます。こうしちゃいられない、妻のもとへ行かねば!と立ち上がるフッカ。時を同じくして、母の癌宣告を受け意気消沈し、せめて一緒に暮らせればと願うジョー。

 見かねた房メンバー達が脱走計画を練ってくれます。

 待って、冷静に考えて!そんなことしたら、もっと刑期伸びちゃうよ!頭が良い設定のダイケン(刑務所の中で一番早く大卒検定に受かったからこのあだ名だそうです…)こと松村北斗くんあたりに、自分達の無謀さを懇々と諭して欲しいところですが、最初は反対していたダイケンもこの脱走計画に最終的にはのっちゃいます。なんでだよ!?ダイケン!

 また赤房には情報屋こと田中樹くんもいるのですが、最後の方まで情報屋らしいエピソードがあまり出てこないなと思っていたのですが、脱走計画の中で足止めしなければならない見張りの看守がアニメオタクだという情報を最後の最後でもたらしてくれました。この情報をもとにヒロトこと森本慎太郎くんがアニメの話題を振って注意を引くというシーンがあるのですが、情報屋らしいエピソードはマジでこれだけです。情報屋って一体…(∵)

 

■またも突然の死!

 

 身重の妻のため、余命いくばくもない癌の母のために脱走するジョーとタスクを優先的に逃がすために、協力して囮になる房メンバー。

 いよいよ、最後の塀をタスクが乗り越えようとするとき、ジュンが屋根の上に登って注意を引くのですが、予想通りというか、転落死します。

 その後、タスクは妻のもとにたどり着くのですが、ジョーは途中でつかまってしまい、結局母はどうなったのかのフォローは一切なし!!

 

 そして場面は一転し、5忍者の川崎くんと杖をついた横山くんが刑務所に久々に訪れるシーン。ホテルマンみたいな制服を着た従業員や表を飾る祝い花。110年たって、ここもこんな風に変わったんだなみたいな台詞を横山くんが言うのですが、未だにこの110年の台詞の意味が分からない。自分を納得させるためにも、あとでじっくり調べようと思います。

 そして、ショーが始まるよという川崎くん。どうやら、昔ストスノメンバー達がいた刑務所が今は劇場として生まれ変わった模様。ここで、煌びやかな衣装を纏ったHiHiメンバーや美少年達がこれぞジャニーズエンターテインメント!!といったパフォーマンスを魅せてくれます。ここも個人的には沸いたポイントなので、要チェックです。

 

 ショーのシーンが終わるとベンチに座りノートを広げる横山看守の姿が。もちろんそのノートはジュンのものです。ノートには似顔絵が得意なジュンが書いた房の仲間たちの姿とそれぞれの面々に向けた熱いメッセージ。(ちなみに、この似顔絵が得意エピソードが披露されたときの北斗くんの似顔絵がわりとブサイクだったのもツボです)

 

 最後のページを開き終わると力尽きたように項垂れる横山くん。心配して駆け寄る川崎くん。

 え?また死んだ……なぜ?

 

 画面は暗くなり、ジャニーさんの直筆メッセージが浮かび上がる。この内容は、みなさん映画館で直に見てください。

 

■素晴らしいパフォーマンスのエンディング、そして…

 

 エンディングは、出所後のメンバーのそれぞれの生活と赤青黒房メンバーの歌と踊りで終わります。

 え?ジュンと室くん生きてるやん。もう、脳内は大混乱です。ただ、エンディングのパフォーマンスも最高なので、そんなのどうでもよくなります。

 余談ですが、西畑くんのシャツがダサすぎました。(全面ヒョウ柄)せっかくの可愛いお顔が台無しです。衣装さん、なんとかして!あと、ネックレスもことごとくダサいです。

 それから、鹿と戯れる渡辺くんが可愛かったです。スーツを着て鹿と戯れており、状況はよく分かりませんが、元気そうでほっとしました。

 あと、戸籍がない設定の森本慎太郎くんがわりと出世した業界人風な風貌だったのも、気になりましたが、物語の背景を追っても仕方がないのは了解していたので、よかったねという気持ちで見守りました。

 

 

 以上!

 なんだか、クソミソに書き殴ってしまいましたが、この映画がクソかといえば、答えは否!!です。

 ところどころに入るミュージカルパートは、曲も良くダンスもjrとは思えない力量、そしてなんと言ってもジャニーズらしくキラキラ輝いている!

 なにより映画を見た後、「WILD」のチケットが取れなかった悲しみが吹き飛びました。ありがとう、少年たち。

 このブログを最後まで読んでくださる希少な方がどれだけいるかは分かりませんが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

 映画を見終わったテンションそのままに書き上げたので、読みづらいとこらや、覚え違いもあったかとは思います。

 少しでもこの映画が気になった方は、是非劇場へ足を運んでみてください。

 

 ようこそ、ジャニーズエンターテインメント!!!